上達するためには・・・

 脳科学者の茂木健一郎氏の本を読んだら、学習のメカニズムについてこんなことが書いてありました。
適度な難易度(自分にとって出来るか出来ないかギリギリのライン)の物事をクリアしたとき、脳内ではドーパミンという快感を生み出す物質が分泌される。脳はドーパミンが分泌された時の行動などを記憶し、より効率よく生み出すために新しいシナプス(神経回路)が生まれる。快感を生み出す行動が次第にクセになり、何度も繰り返していく事により、その行動が上達していく。

クリアする→ドーパミン分泌→脳がドーパミンをもっと要求する→新しい神経回路が生まれる→クリアする→ドーパミン分泌→・・・・
この繰り返しで上達していく。
これって仕事でもスポーツでも同じことが言えますよね。ギリギリのラインを挑戦していくことが大事だとありました。楽勝レベルではドーパミンは分泌されないそうです(^^ゞ
ここから僕が学ぶことは、自分自身練習する側としてと、指導者として教える側の2通り。指導者としては、相手側にうまくドーパミンを出させてあげるよう考えた負荷と、それをクリアした時の褒め方。「褒めて伸ばす」という指導方法は、脳科学的にも理にかなっているんですね。